私たちのこだわり

PASSION
企業理念と酒造りへの想い
屋号「喜多屋」に込められた『酒を通して多くの喜びを伝えたい』という創業の志を胸に、代々受け継がれる『主人自ら酒を造るべし』という家憲を守り続け、真摯な酒造りを行ってきました。
BREWERS
蔵人の紹介
想
蔵人皆が、「飲み手の皆様を始めとした、お酒に関わる全ての人と、たくさんの喜びを分かち合える酒蔵でありたい」という想いで酒造りをしています。


心
良い酒を造るには水も米も大事ですが、圧倒的に必要なものはチーム全体の技術。「阿吽の呼吸」「以心伝心」-長年同じチームでつくり続け、いつでも変わらない品質を保てるのは、技術も内製化し、チームで共有してきたからこそです。
情
酒づくりへの情熱、それを突き動かすものは「うまかねー」の一言と笑顔。つくり手にとって最高の言葉でもあり、何より嬉しいことです。

SAKE RICE
酒米について
酒造好適米とは
酒米は食用米とは求められる性質が違い、品種から異なります。その中でも醸造特製が優れ、酒造専用として、産地品種登録がなされた品種を「酒造好適米」と呼びます。純米酒・純米吟醸酒などの特定名称酒の原料としては「山田錦」に代表される酒造好適米が用いられることが主流で、全国で地域に適応した品種の開発が進められています。喜多屋では、JA糸島で契約栽培される「山田錦」と、JAふくおか八女で契約栽培される「吟のさと」を主として使っています。
福岡県産の山田錦
最高の「山田錦」は兵庫産というのが、流通業者、消費者においても一般的な認識でした。今回のチャンピオン・サケ受賞で福岡の山田錦が世界に認められ、福岡県民みんなの喜びとなりました。
穂が長くて粒が大きいので、強風に弱く、生産に手間暇がかかります。全国でも極めて限られた地域でのみ生産されていますが、福岡県における山田錦の大半はJA糸島で生産されています。

農家の方々への感謝
安田一郎JA糸島酒米部会長をはじめ、多くの方によって最高の酒米に仕上がった糸島の山田錦を、福岡の蔵元皆が誇りとして使ってきました。 糸島の恵まれた気候・土壌に加え、細心の注意を払い品質向上に努め、良質の酒米を生産してくれる農家のおかげです。 頂点にたどり着くあたって、糸島の山田錦の品質の力が大いに後押ししてくれました。
福岡から世界に羽ばたき、農家の方や地元の経済に貢献していきたいです。
願いを込めた吟のさと
2006年度に喜多屋の実験田と社員の圃場で試験栽培を行い、精米歩合55%の純米酒と精米歩合50%の純米吟醸酒を試験醸造しました。その結果が良好だったので、翌年度以降、JAふくおか八女管内で栽培してもらえる農家の勧誘を始めました。
この時点では、開発コード「西海酒255号」という名前でした。2007年秋には“地域に根ざした吟醸用酒米になる願いを込めて”、「吟のさと」として新品種命名登録がなされました。


八女を発信する酒造好適米に
喜多屋以外にも福岡県で5蔵元が、JAふくおか八女産の「吟のさと」を使用しており、いずれもその酒は消費者からの好評を得て順調に売れております。蔵元からの希望数量が年々増加して、新たな栽培農家の勧誘が追いつかない状況です。
「吟のさと」によって、高品質で価格競争力に優れた純米酒・純米吟醸酒を造ることが出来ます。栽培農家からは、収入の増加につながり喜ばれています。2011年から栽培農家全員が参加して、「吟のさと酒造用玄米研究会」が発足し、栽培技術と品質向上の為の取り組みにも力が入ってきました。
写真左:中島秀徳「吟のさと酒造用玄米研究会」会長
糸島地区の「山田錦」に次いで、八女の「吟のさと」が福岡県の「酒造好適米」として広く認知されるよう、これからも努力を続けたいと考えております。
PROCESS
PROCESS
精米

糸島産山田錦
酒米の磨き方によって酒の味や風味が変わってきます。
洗米

前もって吸水試験を行い、目的とする水分%になるよう水温を調節してストップウオッチで時間を計りながら洗米浸漬を行います。これを限定吸水と言います。
35%精白の「山田錦」は9分間程度で目的の水分に達します。過ぎると過吸水となり良い蒸米になりませんので、限定吸水は失敗の許されない真剣勝負です。
浸漬

浸漬中の精米歩合39%山田錦
蒸米

甑(こしき)で丁寧に50〜60分間蒸します。米の種類や精米歩合、麹米か掛米か、天候などで蒸気圧や蒸し時間を調節します。 きめ細やかな間接蒸気によって理想的な蒸米を得ることができるOH式甑を用いています。
放冷

甑から蒸米を掘り出します。
麹(こうじ)
1.床揉み

種麹を振る前に「床揉み」といって、蒸米を広げて温度を調整。麹造りにおいてスタートの温度はとても重要です。
2.種切

温度を合わせ麹菌の胞子を散布。
3.床返し

内と外の温度むらを無くすため切り返してよせる。 これによりより品温が均一になるとともに約1度下がります。
4.切り返し

一日床にあった麹を室蓋に盛る前の大切な作業。塊になった麹を手で揉んで一粒一粒バラバラにします。切り返し機という機械もありますが、ファンが回って風のせいで麹品温が下がるのがいやなので、手間ですが人手を掛けて短時間で一気に行います。
5.盛り

麹蓋(こうじぶた)に盛る。 約一升ずつ盛っていきます。

麹蓋の底は柾目の杉で出来ています。
仕込み
1.麹品温度測定

仕込水も掛米も仕込後に目標の醪温度になるよう品温を調整して仕込みます。
2.水麹

酒母、添、仲、留、いずれの仕込みでもタンクに投入する順番は、仕込水-麹-(しばらくおいて)-掛米の順です。これは麹の酵素をいったん水に抽出して、後から投入する掛米に吸わせるためです。仕込水に麹を投入する作業を水麹と言います。麹菌はこの段階で働きを終えており麹菌により生産された酵素が醪(もろみ)の最終まで働き続けます。米は吸った酵素によって外からではなく内部から溶けていきます。
3.添仕込

「添仕込」は仲・留を仕込むタンクとは別に、小振りのタンクを用意して仕込みます。いきなり大きいタンクに少ない物量を仕込むと、上部空間が広すぎて醪が冷え込んでしまうからです。
4.仲仕込・留仕込

踊りの翌日仲仕込を行い、仲仕込の翌日留仕込を行います。仕込温度は徐々に下げていきます。仕込み温度は仲仕込で8~10度、留仕込で6~8度です。添と同様に、いずれの温度も、精米歩合が低くなるほど(高度精白した米ほど)低くなります。
5.仕込みタンク

喜多屋では発酵タンクには全て、タンク単体ごとに冷却水の温度を可変出来るタイプのサーマルタンクを使っています。
もろみ

それぞれのタンクの中では酵母による力強い発酵が続きます。
上槽

1本の醪全量を酒袋に入れて吊るので手間の掛かる作業です。圧力を掛けずに滴る大吟醸のしずくを集めます。
瓶詰

YAME
八女
南東部には山並みが幾重にも重なり、特産の「八女茶」の茶畑と田園風景が広がる中を、「釈迦ケ岳・御前岳」に源を発する清流矢部川が流れています。
喜多屋ではその伏流水を仕込み水に使用し、 酒米の一部には平成18年から筑後で開発された酒造好適米「吟のさと」をJAふくおか八女の協力のもと 地元八女市の契約農家と自社田で栽培し、米作りからこだわった酒造りを行っています。
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BREWEYY
蔵元
代表取締役社長挨拶
江戸時代末期の文政3年(1820年)に、筑紫平野の一角、山紫水明の地八女に創業して200年が経ちました。現在、社名及び商品名にしている「喜多屋」は、創業の際「酒を通して多くの喜びを伝えたい」という強い志のもと、屋号として名づけられたものです。
私たちは今後とも、この創業の精神を大切にして日本の酒文化を守り育て、たくさんの喜びと感動をお伝えする商品を造るよう、真摯な努力を重ねて参る所存でございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長
木下 宏太郎


株式会社 喜多屋
〒834-0031
福岡県八女市本町374番地
TEL:0943-23-2154
FAX:0943-23-2156