蒼田 そうでん の造り(純米)

純米酒「蒼田」の造りを搾りまで経過を順次報告します。


11月4日 夕方 酒母麹米の限定吸水
水は温度を調節して使う。本日は水温12.0度に設定。長嶺君。 吸水試験による予定洗米浸漬時間は、水温12.0度では10分30秒。 白米吸水歩合130%目標(100gの米が30g水を吸って130gになる)、井上杜氏


11月5日 午前中 酒母麹米の蒸しと麹室への引き込み
甑(こしき)で蒸して取り出す 麹室で種麹(麹菌の胞子)を散布 夜間に床返しを行い翌朝まで置く

11月6日 朝 酒母麹を麹蓋に盛る   
切り返しを行い温度を調節 麹蓋に盛る、上田君。 麹造りの詳細はこちらを参照下さい

11月7日 昼 酒母麹の出麹  夕方 酒母掛米の限定吸水

出来上がった麹 出麹歩合(重量)を量る 限定吸水した米の重量を量る

11月8日  高温糖化酒母の仕込
午前中 蒸米(掛米)取り出し 直ちに蒸米を広げて温度を調整 水麹をした酒母タンクに蒸米を仕込む
本日の仕込温度は54度、チェックする原口照義主任。 麹の酵素が働いて掛米を糖化する。糖化温度を確保する為布団で包む。 夕方、30度まで冷えたところでフラスコ培養した「喜多屋酵母」を添加

11月9〜11日 酒母の経過
9日 15度まで冷却後、タンク下部にあんかをを入れて冷え込むのを防ぐ 10日 酵母の増殖に伴い品温は少しずつ上昇。あんかは切る。 11日 布団でくるまれたままだが、中は軽い泡が上がっており、品温は18.5度。

11月12〜13日 酒母の経過
12日 品温上昇に伴い布団はとる。クリーミー高泡が上がる。 13日 品温20度強まで上昇したところで冷温機を入れ、冷やし始める。 13日 酵母の増殖に伴い泡はやや粘り気をおび、色も少し黄色くなる。

11月14日 添麹の出麹    15日朝 出来上がった酒母
14日 明日の添仕込に備え添麹が出来上がり「出麹」する。 15日 酵母も十分に増殖し添仕込を待つ酒母。品温約8度。

11月15日 添仕込
15日午前 酒母を添タンクに移す 温度を調整した仕込水を加える 前日出麹して枯らしておいた添麹

添タンクに添麹を仕込む 攪拌のために櫂(かい)入れをする
ここまでの作業を「水麹」と言う
15日午後 蒸して放冷した添の掛米を櫂入れしながら仕込む。仕込み温度11度。


11月16日 踊り  17日留麹の出麹
16日 「踊り」といい、 この日は仕込まない。 踊りは第二の酒母といい、酵母の増殖を促す。翌朝までに品温は16度に上昇。 17日午前 留麹を出麹する。

11月17日 仲仕込
17日午前 踊りの醪をサーマルタンクに移し、仕込水を加え仲麹を仕込む。  しばらくおいて、櫂入れをしながら仲の掛米を仕込む。 仲仕込の温度は9度。大隈次長。

11月18日 留仕込
18日午前 掛米は、高度精白米でも甑(こしき)以上の蒸しが可能な吟醸用のスチールベルト式蒸米機で蒸す。  留の掛米がスチールベルト式放冷機で冷やされたところで、昨日出麹した留麹を合わせて仕込む。 櫂入れをする末広主任。
留仕込の温度は8度。

11月20日以降の醪(もろみ)経過 
サーマルタンク:単体ごとに冷凍機を備えており、醪品温に近い冷却水温度が設定できる。 20日 まだ蒸米は流動化せず仕込水を吸って膨れている状態。品温9度。 21日 蒸米が溶け始めて多少流動化し、醗酵に伴い少し泡が立ち始める。

22日 醪は流動化して醗酵による炭酸ガスにより回転する。表面は軽い泡が薄く覆っている。品温9.3度。 24日 現在、醪品温11.0度。醪と3度差の8度の冷却水によりコントロールしている。 24日 醗酵が旺盛になり、ふわふわした軽い泡が、タンクのマンホール近くまで上がる。これを「高泡」という。
27日 高泡が引いて表面が見える。これを「地」という。最高品温13.0度。 29日 青線が品温経過、上に見える細い線は気温。本日まで最高品温13度、これから下げます。アルコール14.7%。 12月1日 毎日醪の濾液を採取し、きき酒や分析を行ってどうコントロールするかの判断材料とする。

2日 今日のデータは、日本酒度-9.0、アルコール16.4%。中村さん。 5日 醪温度は徐々に下げて本日8.0度。
これから終盤、更に下げていく。
6日 醪温度は現在7度。4度の冷却水により冷やしている。
日本酒度-2.0、アルコール17.3%。
8日 品温は6.5度。醗酵は穏やかになって味と香りが整っていきます。 10日 本日搾る。搾る前の成分は日本酒度+2、アルコール17.8%です。 10日 搾られたばかりの酒。検定(アルコール、生成数量等を確定させる)が済んだら無濾過生原酒として詰めます。


まったく濾過も割水も行わない「無濾過生原酒」のボトリング
仕込蔵から無濾過生原酒をタンクごとクリーンルームのそばに運びます。 品質管理の徹底のため喜多屋では全てクリーンルーム内で瓶詰めしております。

異物混入を防ぐために打栓までの工程をクリーンルーム内で行います。 クリーンルームから出てバックライトを当てて回転させ、検瓶を行います。
ラベルが貼られた純米酒蒼田「無濾過生原酒」1.8L。




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